教育方針


アドミッションポリシー

 

バリアフリー教養大学は世界人権宣言、ユネスコ文化的多様性に関する世界宣言および障害者権利条約のもと、リベラルアーツの精神をもち、多様な価値観を受け入れ、誰もが学ぶ意欲と喜びを実現できる真にインクルーシブな社会を目指す教養と責任ある人材を育成することを目的とする。この理念を実現するために、バリアフリー教養大学は次のような資質を持つ学生を求める。

・自己と世界の変革に挑戦し、インクルーシブな世界を創造したい人

・分野にとらわれず広い領域に好奇心をもつ人

・年齢的、身体的、精神的、文化的に多様な人と共に学びたい人

・マイノリティの歴史、文化に興味のある人

・身体的、精神的、家庭的、社会的なバリアを、当事者として、あるいは支援者として、共に克服しながら学びたい人

 

 

 

ディプロマポリシー

 

バリアフリー教養大学は世界人権宣言、ユネスコ文化的多様性に関する世界宣言および障害者権利条約に則り、真にインクルーシブな社会を目指す人材を輩出する。そのような人材とは、すなわちすべての人の生命、自由及び身の安全の権利を尊重し、多様性を尊重し、全ての人が参加できる社会、誰もが学べる社会を築くことに貢献できる、幅広い知識・技能と多様な価値観に対応できる柔軟性・寛容性・「道徳的及び応用的能力」をもつ人材のことである。従って以下のような能力を身につけた者に対して学位を授与する。

  1. 学問の基礎を固め、リベラルアーツの意義を理解し、幅広い知識と、分野横断的な応用能力を身に着けることにより、世界・社会の変化や多様な人と関わる能力をもつこと
  2. 自身の命の意味を深く考え、すべての人の命、自由および身の安全の権利を理解できていること
  3. 安全な世界、社会、自然環境を保つための課題を発見し、その解決に協力・貢献できる能力を身に着けていること
  4. 国際社会および自らが属する社会・コミュニティで、排除されてきた(排除されている)人々に気づき、よりインクルーシブな世界を推進することに貢献できること
  5. 自身に適したコミュニケーションの方法と柔軟な言語運用能力を身に着け、多様なコミュニケーションを包摂する社会に向けて発信する能力を身に着けていること
  6. 他者の言語や表現の方法を尊重し、コミュニケーションのバリアを越えられる柔軟かつ多様なコミュニケーション能力を身に着けていること
  7. 多様な知識を統合し、自他に対する批判的な思考力と一生創造的に学び続ける能力

 

 

 

カリキュラムポリシー

 

バリアフリー教養大学はその理念と目的に基づき、ディプロマ・ポリシーに示す能力を持った人材を育成するため、以下のようなカリキュラムを編成する。

  1. 世界・社会・コミュニティの中での、自らの位置づけを認識し、自他の命と存在を尊重するために、これまで各分野で重視されてこなかった視点や見落とされてきた人々・事象を包摂しながら、マイノリティ当事者を含む多様な教員が最新の研究を基に授業を提供する。←ディプロマポリシーすべてに関わるポリシー
  2. 基礎科目(必修科目)および選択必修科目として、言語・コミュニケーション力を身につける科目、情報にアクセスする能力と社会のアクセシビリティ改善の方法を身につけるための科目を置く。←ディプロマポリシー[5][6][7]
  3. 選択科目として、リベラルアーツの精神を基盤とし、インクルーシブ社会を目指す、先進的な研究を行っている研究者・実践家による多様な授業を履修する。←ディプロマポリシー[2][3][4]
  4. 伝統的な人文科学・社会科学・自然科学という枠組みについても理解しつつ、従来の枠にとらわれない、分野横断的あるいは学際的な視点を重視した、多様な分野を自由に履修する。←ディプロマポリシー[1][7]
  5. 本学の学士としての資質を満たすよう学びの総括をする卒業研究を履修する。入学以来のすべての学びを復習しつつ、自らのアイデンティティを確立するべくテーマおよび指導教員を選ぶ。4年次までに学んだまた多様な価値観を思い出しながら、その中で自分を位置づけ、インクルーシブ社会を作るために自分は何ができるか考えながら研究をまとめる。←ディプロマポリシーすべてを確認し、すべての学びを統合するポリシー。