角 祐樹


 ろう者の言語である「日本手話」の授業を担当します。私の専門は日本手話と聾文化です。手話は、言葉だけでなく、視覚的な手や体の動き、表情を通じてコミュニケーションをとる素晴らしい手段です。日本手話は、聴覚障害者の方々が共有する独自の言語であり、その表現力と深さに魅了されています。

 

 手話はある種の言語障壁を乗り越え、異なる方法でコミュニケーションをとることを可能にします。そのため、私は日本手話を教えることを通じて、多様なコミュニケーション手段の重要性を理解し、尊重することを心がけています。同時に、聾文化も理解し尊重することが欠かせません。聴覚障害者のコミュニティにおいて形成される独自の文化や価値観があり、これらを理解することでより効果的に指導できると信じています。

 

 聴覚障害者の方々とともに、豊かな聾文化を共有し、学び合っていくことが大切です。日本手話の基礎から高度な表現までを探求し、同時に聾文化に触れていくことで、言葉や文化の多様性に富んだ世界に一歩踏み出していただけることを願っています。

 

『ナチュラル・アプローチ手話教授法講座修了済、ろう通訳者養成講座修了済、手話寺子屋(WP)や地域手話講習会や日本社会事業大学等で手話講師実績あり』