尾崎(渡邉)久美子


 リベラルアーツ教育の基本となる、大学レベルの授業で活用できるコメントシートやブックレポートの書き方、発表の仕方をはじめ、レポートや論文の書き方を指導します。また、日本語を母語としない学生や日本語が母語であっても日本国外で教育を受けた学生、インターナショナルスクール出身の学生などに、その語学レベルに応じた指導を行い、日本語の文法・表現や正書法を指導します。

 

学生には、日本語として正確な表記・用語法はもとより、説得性のあるレポート・論文に仕上げるための客観的な論理展開の仕方について、実際に各自の興味・専門に基づいた題材を通して学んでもらいたいと考えています。リベラルアーツ教育では、狭い専門分野にとらわれないさまざまな角度からの学びが必要です。21世紀の地球市民として、グローバルな広い視野を持ち、相対的に物事を捉えて発信していく力を得てほしいと考えています。

 

【1984年国際基督教大学大学院修了、文学修士。国際基督教大学で帰国生・留学生を対象として日本語教育に長年携わる一方、日欧思想交渉史、特に近代日本におけるキリスト教の受容史を研究。日本語教育関係の著書に『日本語学習使い分け辞典』(1994、改訂版2001、講談社インターナショナル)、『タスクベースで学ぶ日本語 中級1-3』(2022-3、スリーエーネットワーク)など、キリスト教史関係の著書に『キリシタン史の新発見』(1996、雄山閣出版)、編集委員として参加した『日本キリスト教歴史人名事典』(2020、教文館)等がある。】