写真:山下英三郎

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A Celebration of Humanity

バリアフリー教養大学

開設をめざして絶賛構想中

リベラルアーツをすべての人に!

多様性を重視した、オンラインで学べる完全バリアフリーの大学です。

マイノリティ当事者を始め多様な教員たちが教え、年齢的、身体的、精神的、文化的に多様な学生が共に学び、真にインクルーシブな社会の形成を目指す人材を輩出します。 


NEW クラウドファンディング実施中!

松岡佑子先生

 

【プロフィール】

翻訳家(ハリー・ポッター)・(株)静山社ホールディングス社長 スイス在住

 

【メッセージ】

私の亡夫は、1986年に日本ALS協会を設立し、無給で事務局長を務めました。その志を継ぎ、私も微力ながら支援を続けています。亡夫の金科玉条は、日本国憲法 第25条でした。 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」障害を持つ人も持たない人も、学びたい人すべてに学びの場を与えるこのユニークな大学は画期的であり、社会を大きく変えていくに違いありません。

須藤靖先生

 

【プロフィール】

日本を代表する理論宇宙物理学の第一人者。高知工科大学特任教授、および東京大学名誉教授

 

【メッセージ】

なぜだろう、どうしてだろうと考える。万人が有するはずの学びて問う権利が、現実には様々な理由で制限されています。人々を束縛から解放し自由にしてくれるリベラルアーツ教育を、オンラインを活用しながら障害をもつ方々にも広く提供することは、本来は国が責任をもって保証すべきでしょう。それを自分たちの力で率先して実現させることを目指す「バリアフリー教養大学」の趣旨に強く賛同いたします。

朝田隆先生

 

【プロフィール】

日本を代表する認知症研究・治療の第一人者。筑波大学名誉教授。メモリークリニックお茶の水院長

 

【メッセージ】

65歳未満で発症する若年性認知症の患者数は全国で5万人。500万人とされる高齢認知症者の1%と数は少ない。しかし経済問題や生活困難から、ドミノ倒しで一家離散に至ることも珍しくない。ヤングケラーが注目されるが、この若者たちの多くが若年性認知症の親を世話している。そんな親にも子にも必要な社会科学的また経済的支援はほぼない。そんな支援は、この問題を自分事と考えられる方々の心にまず芽生えるのだろう。


阿部一彦先生

 

【プロフィール】

東北福祉大学名誉教授

社会福祉法人日本身体障害者団体連合会会長

 

【メッセージ】

障害者団体の一員として活動しています。私の場合は下肢障害ですが、障害のある多様な人々にはそれぞれの体験を経て多くの気づきや工夫する力があります。障害による不便や困難等の体験を基盤として、社会に発信していくのも私たちの役割の一つです。そのように考えますと、障害のある学生もない学生も、多様な経験を持つ教授陣と学びを共有する「バリアフリー教養大学」は、これからの社会の中で大きな役割を果たすと期待されます

リチャード・マースデン先生

 

【プロフィール】

ノッティンガム大学 名誉教授(古英語)

 

 

【メッセージ】

日本にバリアフリー教養大学を設立するというお話を伺い、大変嬉しく思っております。英国では近年障害のある学生が大学に進学して、夢を叶えるということに関して、大きく前進してきました。しかし、バリアフリー教養大学のような広範囲な困難を抱える人々のことを網羅的に考えた大学はありません。バリアフリー教養大学は、教員の多くが困難を抱える当事者であるとのこと、一層励まされる思いです。 斉藤くるみ先生をはじめとする皆様のご尽力により、バリアフリー教養大学が大きな成果をあげ、国際的なモデルとなっていくことは間違いないでしょう。

松田正己先生

 

【プロフィール】

東京家政学院大学名誉教授、(公財)生存科学研究所常務理事 保健学博士

 

【メッセージ】

先日、ガザ地区でご苦労をされている清田先生(パレスチナ保健部長)から、援助物資ももちろん必要ですが、「今、必要なのは『希望』です」ということを伺いました。私の母は、中途失明で亡くなるまで17年間を私と共に過ごしましたが、障がい者には「夢、希望」が大切であることを常日頃、言っていたことを思い出しました。母が生きていたら、こんな大学で学びたかったであろうなと思います。バリアフリー教養大学は、「こんなことができたらいいな、あったらいいな」という夢や希望を叶えるために作られるのだと思います。どうぞ、障がい者や、学習の場が必要な方達の希望を支えてください。